任意売却のメリット・デメリット
任意売却のメリット
1. 本来の物件価値に近い価格で売却できる
裁判所で行う競売に比べて3~4割高値で売れるので売却後のローン残債を少しでも減らすことができます。
2. 通常の販売方法で売却するので、周りの人に経済状況がばれにくい
競売の場合は、新聞、チラシ、インターネット等に情報が掲載されご近所や親戚の人に競売がかかったことが知れ渡ります。任意売却の場合は、所有者が合意の上で売却をすすめていきますのでご事情を知られることはありません。
3. 引越しの時期を相手と交渉することができる(競売の場合は強制退去となります)
買主と話し合う事で「子供の新学期が始まるまで」等ある程度事情をきいてもらうことが可能です。
4. 引越し費用を売却金のなかから控除してもらえる可能性がある
競売では一切手元に残りませんが任意売却では債権者と交渉することにより引越し費用を控除してもらえる可能性があります。
5. 初期費用の準備がいらない。(持ち出し負担なし)
・滞納分管理費→売買代金から債権者が管理組合へ
・滞納分住民税・固定資産税→売買代金から債権者が支払い
・抵当権抹消費用/名義変更登記→売買代金から債権者が司法書士へ
・任意売却業者への支払い→売買代金から債権者が支払い
6. 任意売却の専門家のアドバイスが受けられるため心的負担が少ない。
面倒な交渉や手続きは当社プロスタッフが行いますので、お客様ご自身の心的不安は少なくなります。
7. 身内の協力次第で、住み続けられる場合もあり
身内の方に自宅を買い取ってもらい、家賃を支払う契約を身内の方と結ぶことでそのまま入居できる場合もあります
貸家として住んだ後、その子供が住宅ローンを組んで自宅を買い戻すことも可能です。
8. 残債は分割弁済できる
任意売却後に残った残債は債権者とお客様が協議することにより分割で支払うことが可能になります。
債権者もどうしてこのような状態になったのかを理解しているため、その方の収入と生活状況に応じて話し合いに応じてくれます。
任意売却のデメリット
1. 信用情報機関に記載される
一般的に「ブラックリスト」といわれているものです。
住宅ローンを3カ月延滞した時点ですでに記載されているので、新たに任意売却により記載されたわけではありません。
2. 連帯保証人に迷惑がかかる
ローンを滞納した場合、連帯保証人にも連絡がいきます。
任意売却を進めるためには連帯保証人の同意も必要なため協力してもらわなければなりません。
3. 競売の危険性
買い手がつかなければ任意売却は成立しません。必ず売却できるとは限らないということ、時間に限りがあるなかでの売却のため、自宅が売れなければ競売になってしまうというリスクがあります。競売になると残債の一括返済を求められ、返済できなければ自己破産まで追い込まれることも考えられます。
4. 最初に自分で行動をしないといけない
競売はだまっていても勝手に手続きが進んでいきやがて追い出されますが、任意売却の場合は自分で決心をし不動産会社等に出向いていかなければなりません。
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